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2024年 11月 30日 今頑張っていること~考平Ver.~

 

こんにちは!

大学2年の堀池考平です!

今日は僕が

大学で今頑張っていること

について話します。

僕は大学で

映画やドラマについて

学んでいます。

『映画やドラマって娯楽でしょ?』

『何を学ぶことがあるの?』

と疑問に思われる気がするので、

その誤解を晴らしていきたいと思います。

※長いので興味ある方のみご覧ください。

 

まず映画について説明していきます。

映画は1895年に

フランスのリュミエール兄弟

シネマトグラフというものを

発明したのが起源です。

実はあのエジソンが1893年に

キネトスコープという

手動でフィルムを回して

箱をのぞき込む装置を

発明しているのですが、

スクリーン映写式の

同時鑑賞のスタイルは

リュミエールのシネマトグラフが

端緒と言われています。

それ以降、

映画は

無声映画からトーキー化したり、

モノクロ映画からカラー映画になったりと

変化を遂げています。

また、映画と言えば

『ストーリーがあるもの』と思いがちですが、

初期の映画は、

ただ工場から出てくる人を

撮影しただけの映像でした。

当時の人にとっては、

人がスクリーンの中で動いているのが

非常に新鮮でした。

そのためストーリーなどなくても、

視覚的に楽しめたのです。

その後、グリフィスという監督が

『國民の創生』という映画で

切り返しショットを初めて使用し、

ストーリーを効率的に語る

物語映画が主流になりました。 

そしてアメリカのみならず、

フランスやソ連など各国で

独自の映画が発達しました。

そして今では3Ⅾ映画や

CGIを活用した映画、

4DXの登場など、

映画を視覚的、身体的に楽しむ

ようになっており、

初期の映画に回帰したともいえます。

ここまでざっと映画の変遷

を話しましたが、

映画の理論や映画というメディアの特性

に着目することもあります。

映画は20世紀の芸術と言われており、

どういうスタイルで映画を撮られているか

ということを学ぶことで、

その時の人々の様子や思想を知ることが出来ます。

小説などと異なり、

映画は映像と音で

観客に訴えかけることができるので、

戦争映画などを例にとると、

より克明に当時の状況を感じられます。

以上のように映画は分析する対象たりえるのです。

 

一方でドラマは映画よりも軽視されがちです。

テレビの本放送が開始したのは1953年であり、

その歴史は映画よりも短いです。

またテレビの特性上、

高速で消費されるもの

というイメージがあるので、

映画ほど芸術として見られていません。

しかしそれほど日常の暮らしと密接だからこそ、

ドラマから学ぶことも多いです。

『ドラマは社会の写しであり、

社会にも影響を与える』

とよく言われます。

ドラマは娯楽であり、

1回観て満足という人が大半だと思いますが、

様々な観点から見ることで

全く変わって見えることがあります。

例えば、『miu404』というドラマを

ジェンダー的視点で見ると、

警察という組織で隊長になった桔梗は、

挨拶をするときにお辞儀が深かったり、

ネットで「美人隊長」とコメントされたときも、

「顔だけで隊長になってないわ」と言ったりと、

女性として成り上がる苦労が見て取れます。

他にもカメラワークに着目すると、

ハイヒールをアップにするショットがあるなど、

女性ゆえの撮られ方が

なされているとわかります。 

またSNS隆盛の社会を反映させて、

動画配信者が登場していることや、

外国人留学生の搾取という

問題を取り扱って、

その現状を視聴者に周知させるだけでなく、

その状況を改善させるように訴えてもいます。

つまりドラマを観ることは

今の社会を知ることでもあるのです。

 

ここまで本当に長くなりましたが、

映画やドラマを学ぶ意義について

話しました。

僕は今、映画やドラマを学ぶことを

頑張っています。

そしていずれは自分も

作り手になりたいと思っています。

皆さんにも今勉強を頑張り、

大学に入って学びたいことを

思い切り学んでほしいです。

応援しています。